台湾のバス・タクシーの乗り方は? 現地記者が日本との違いや注意点を解説【台湾ってこんなトコVol.2】

熊本日日新聞 2023年9月19日 19:00
▲夕方の帰宅ラッシュを迎えた台北中心部。路線バスやタクシー、自動二輪車などで混雑します=9月1日(NNA撮影)
▲夕方の帰宅ラッシュを迎えた台北中心部。路線バスやタクシー、自動二輪車などで混雑します=9月1日(NNA撮影)

■知っておきたい!台湾の路線バスやタクシーの乗り方

台湾では新型コロナウイルス関連措置の緩和が進み、最近は日本からの旅行者をよく見かけるようになりました。
 
皆さんが台湾旅行を楽しむ上で公共交通機関を活用できるかは大事なポイントではないでしょうか。連載の第2回は台湾の路線バスやタクシーの乗り方をお伝えします!

■路線バスの乗り方と日本との違い
 
◎台湾のバスには時刻表がない!アプリで到着時刻の確認を

▲台湾の路線バスには時刻表がありませんが、アプリを使って到着時間を調べることができます=9月4日、台北(NNA撮影)
▲台湾の路線バスには時刻表がありませんが、アプリを使って到着時間を調べることができます=9月4日、台北(NNA撮影)

台湾の路線バスの日本との大きな違いは、時刻表がないことです。
 
決まった時間にバスが来ないのは不便にも思えますが、スマートフォンのアプリを使えば、バスが何分後にバス停に到着するか確認できます。

◎バスに乗る時は手を挙げて意思表示を

▲乗車するため、走行するバスに向かって手を挙げる人たち=9月4日、台北(NNA撮影)
▲乗車するため、走行するバスに向かって手を挙げる人たち=9月4日、台北(NNA撮影)

乗りたいバスがバス停に近づいてきたら、必ず手を挙げて乗車の意思表示をしましょう。

手を挙げないでいると、乗客の中に降りる人がいない場合、バスは走り去ってしまいますので、注意してくださいね。

◎バスの運賃は比較的安価。小銭の準備を忘れずに

▲バスの運転席脇にはカードリーダーと運賃箱があります=8月23日、台北(NNA撮影)
▲バスの運転席脇にはカードリーダーと運賃箱があります=8月23日、台北(NNA撮影)

台湾の路線バスの運賃は日本と比べて安いです。

台北の場合、ほとんどの路線の運賃が15台湾元(約70円)。

ただ、乗車時は小銭の準備を忘れないようにしてくださいね!車内に運賃箱はありますが、お釣りは出ないためです。

◎バスをよく利用する場合は「悠遊カード」の購入がお勧め

バスをよく利用する場合は「悠遊カード」の購入がお勧め。
 
悠遊カードはJR九州の「SUGOCA(スゴカ)」と同じ交通系ICカードで、台湾の在来線や地下鉄の運賃などの支払いにも対応します。コンビニを含む多くのお店でも使うことができますよ!

■温室効果ガス排出実質ゼロを目指して電動バス(EVバス)が増加中

▲台北では最近、電動バスを見かけることが増えてきました=9月4日、台北(NNA撮影)  
▲台北では最近、電動バスを見かけることが増えてきました=9月4日、台北(NNA撮影)  

台北では最近、電動バス(EVバス)が増えてきました。
 
台湾政府が2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」の実現を目指す中、30年までに市街地のバスを全面的に電動化する目標を掲げています。
 
台湾交通部(交通省)によると、23年7月末時点で、台湾全域で市街地を走る路線バスの1割余りがEVバスになっています。

■急いでいるならタクシーを!黄色の車がタクシーです

▲駅前で客待ちをするタクシー=8月22日、台北(NNA撮影)
▲駅前で客待ちをするタクシー=8月22日、台北(NNA撮影)

急いでいるならタクシーに乗りましょう。

台湾のタクシーは車体が黄色の塗装で統一され、「小黄(シャオフアン)」の愛称で親しまれています。

▲台湾のタクシーは自動ドアではないため、乗り降りする際は自ら開け閉めする必要があります=8月22日、台北(NNA撮影)
▲台湾のタクシーは自動ドアではないため、乗り降りする際は自ら開け閉めする必要があります=8月22日、台北(NNA撮影)

運賃は日本と比べて手頃で、台北市のタクシーは初乗り85元(約390円)。
 
若者に人気の台北市西門町から超高層ビルの台北101がある同市信義区まで乗車した場合、距離は約8キロメートルで運賃は約300元(約1380円)です。
 
支払いにクレジットカードを使えるタクシーもありますが、現金を準備しておくのが無難でしょう。

◎SUVやミニバンタイプのタクシーもたくさん

▲台湾ではセダンだけでなく、SUVやミニバンタイプのタクシーもたくさん走っています=9月1日、台北(NNA撮影)
▲台湾ではセダンだけでなく、SUVやミニバンタイプのタクシーもたくさん走っています=9月1日、台北(NNA撮影)

台湾のタクシー運転手らが加盟する労働組合、中華民国汽車運輸業駕駛員全国総工会の鄭力嘉理事長によると、近年は台湾を訪れる個人旅行者が増えていることから、大きな荷物を積み込めるスポーツタイプ多目的車(SUV)をタクシーとして導入する運転手が増えているそうです。

■歩行者に優しい台湾へ

▲歩行者が横断歩道を渡るのを待つ乗用車=9月4日、台北(NNA撮影)
▲歩行者が横断歩道を渡るのを待つ乗用車=9月4日、台北(NNA撮影)

一方で台湾の道路交通環境は歩行者に優しくないことを意味する「歩行者地獄」という言葉で形容されています。
 
政府はスクランブル交差点の整備や運転手らへの教育といった対策を発表。
 
最近では横断歩道で一時停止せず、歩行者の通行を優先しなかった車の運転手への罰金額を従来の3600元(約1万6550円)から6000元(約2万7500円)に引き上げました。
 
台湾もいつか日本と同じように、旅行者がより安心して歩ける場所になってほしいです。

もっと台湾を知りたい方に「NNA POWER ASIA 台湾」

<この記事を書いたのは>

台湾のバス・タクシーの乗り方は? 現地記者が日本との違いや注意点を解説【台湾ってこんなトコVol.2】

張成慧(チョウ・ナルエ)

NNA台湾編集部に勤める30代の台湾人女性。大学時代に交換留学生として日本に約1年間滞在して以来、日本が恋しく年に2回のペースで各地を訪ねています。旅やアート作品などを通じて、自身の感性が磨かれるものごとを見つけるのが好き。

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