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変動型と固定型 金利はどっちを選べば? 住宅ローン減税のポイントは? 共働き世帯には「ペアローン」も【まね得 住宅ローン・後編】  

熊本日日新聞 2024年5月3日 06:01

 住宅ローンを既に借りている人もこれから借りる人も、金利は変動型か固定型か悩ましいところでしょう。まずは二つのメリット、デメリットを知っておきましょう。10年以上のローンを組めば減税を受けられる人も多いです。住宅ローン減税を最大限利用したい共働き夫婦には「ペアローン」という選択肢もあります。(太路秀紀)

住宅ローン⑥ 変動型と固定型、金利はどっちに?

変動型と固定型 金利はどっちを選べば? 住宅ローン減税のポイントは? 共働き世帯には「ペアローン」も【まね得 住宅ローン・後編】  

 マイナス金利解除の影響で変動型の住宅ローン金利が急に上がるということは、今のところはなさそうですが、今後に備えて変動型と固定型どちらの金利タイプを選べば良いか迷う人も多いと思います。

 変動型のメリットは、固定型に比べて金利が低いことです。変動型では返済期間中に金利が上がった時のリスクはローンを借りる側が負います。固定型だと逆に、金利が上がった時には貸した側の金融機関が「損する」リスクを負うとも言えます。その分、固定型の金利が高めになります。

 固定型のメリットは安心感です。特に全期間固定型なら、最初から利息も含めた返済総額が分かっています。変動型だと金利がどうなるのかを常に気にしていないといけないですね。

 どちらが人気なのでしょう。住宅金融支援機構の調査では、2023年4~9月に住宅ローンを借りた人の74.5%が変動型を選んでいます。全期間固定型は7.2%、固定期間選択型は18.3%です。マイナス金利解除前のこの時期は、変動型の金利が極めて低かったのに対し、固定型の金利は上昇傾向が見られたため、変動型が人気だったのだと考えられます。

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