ラファ侵攻なら交渉破綻 仲介国カタールが危機感
【ドーハ共同】パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡るイスラム組織ハマスとイスラエルの間接交渉で、仲介役を務めるカタールのアンサーリ外務省報道官は1日、避難民が密集するガザ最南部ラファにイスラエル軍が侵攻すれば「交渉継続が非常に難しくなる」と訴え、交渉の破綻に危機感を強めた。首都ドーハで共同通信の単独会見に応じた。
イスラエルのネタニヤフ首相は休戦合意の有無にかかわらず、ラファに侵攻すると発言。アンサーリ氏によると、これまでも合意の可能性があった案が議論されていた際、イスラエル軍が地上作戦を拡大させた。「あと一歩のところでイスラエルは仲介努力を妨害してきた」と苦言を呈した。
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