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(1)濁流瞬く間、軒先まで水 「助けられなくて ごめん」
昨年7月4日午前7時ごろ。人吉市紺屋町の永尾禎規[ていき]さん(57)=漬物店経営=は、防災行政無線の大きな音と激しい雨音で目が覚めた。球磨川と支流の山田川が合流する市中心部にある平屋の自宅兼工場。無線が何を伝えているのか分からず外に飛び...
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