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大会に参加して 第14回NIE全国大会に県内から参加した教諭ら14人に、感想を寄せてもらった。 ●緒方祥・熊本商高教諭 国語の公開授業は、新常用漢字の記事を用いた現代文での取り組みだった。「新聞」という言葉にとらわれすぎ、特殊な実践に偏りがちなNIEだが、あくまで新聞は素材であり、国語の狙いを重視するというスタンスは、「取り組みやすいNIE」を印象づけるすぐれた授業実践であると感じた。 ●田中幸次・熊本商高教諭 高校教員向けワークショップでは、これからNIEを始める教師を対象に、生徒を新聞に親しませる方法や、スクラップ集を作成させるための留意事項について説明を受けた。導入段階における「人名カウント競争」や広告チラシを使った「商圏マップ」の作成など、とても参考になった。 ●平江良樹・熊本商高教諭 基調提案での「初めに新聞活用ありきであってはならない」という言葉が心に残った。新聞は、あくまで教材の一つとして活用すればいいのじゃないか。私たち教師が気軽に新聞を読み、気軽に授業に使うことから始めていいのではないか。自らも少しずつ実践ができればと思う。 ●白濱裕・大津高校長(NIEネットワーク熊本代表) 今大会でNIEが活字文化「言霊[ことだま]」の復権と、子どもたちが社会に眼[め]を開き多様な価値観を理解するきっかけになることを再確認した。新聞には、今後とも正確で公正な記事はもちろん、講演で鎌田氏が言われたように「ポジティブな論調で心温まる記事」の提供を期待したい。 ●高濱俊彦・県教委高校教育課指導主事 新聞を読むだけではなく、探究活動や表現活動につなげた実践例に、NIEの今後の方向性を感じた。ただ、それらの活動の基礎をなすのは、正確に読み取る力と読む習慣の育成であるように思う。生徒の発達段階をよく考え、良質な記事を継続的に読ませることの重要性を伝えていきたい。 ●齊藤公拓・熊本市立北部中校長(県NIE推進協議会長) 長野の人たちの心のこもったもてなしに感謝するとともに、活発な討議に参加者の熱意を感じた。来年には第15回熊本大会が開催される。大会運営のコンセプトとしては「熊本スピリッツ 簡易・善良・素朴」を掲げ、伝統ある「熊本NIE」の実践を全国に発信したい。 ●多賀智子・山鹿市立鹿北中教諭 公開授業では、中3の生徒たちが生き生きと新聞作りに取り組んでいた。班で意見を出し合い、笑顔で活動する姿が印象的だった。今年から実践指定校になり、不安もあるが、まず教師、生徒が共に新聞に親しみ、活動を楽しむことが大切だと感じた。それを出発点として実践を積み重ねていきたい。 ●後藤孝成・天草市立天草中教諭 全国NIEアドバイザー会議にも参加した。「NIE教師の輪を広げるには」のテーマのもと、熊本の取り組みが注目され、天草支部の活動状況を具体的に説明する機会を得た。ネットワークづくりを大切にし、いつでも、どこでも、だれでもできる普段着のNIEをさらに広げていきたい。 ●宮本俊子・熊本市立桜木中教諭 中学校公開授業と新聞の比較読みワークショップに参加。調べ学習の中での有効な新聞活用や、新聞を読み比べることでの読解のプロセスといったNIEならではの学習例を体感した。情報の取り出しだけでなく、解釈・評価といった視点で、今後も新聞を授業の中に積極的に取り入れていきたい。 ●長谷川博臣・甲佐高教諭 高校の公開授業では、生物の授業に「科学的リテラシー」を高めることを目的の一つとして、新聞を活用した取り組みが紹介された。生徒が興味を持った新聞記事に調査・研究を加え、結論を導き出して、プレゼンテーションを行う内容で、新たな可能性を発見させてもらった。 ●山田一人・高森町立高森中央小教諭 子どもたちが社会について「わかり」、視野が「ひろがる」ことで、新聞の向こうにいる人や出来事と「つながる」大切さを大会テーマを通して考えることができた。「面白い記事があった」と、子どもたちがキラキラした目で新聞とふれあうことのできる実践を重ねていきたいと感じた。 ●前田康裕・熊本市立飽田東小教諭 子どもたちが真剣に話し合いながら記事に使う写真のキャプションを考えていた。分かりやすく伝えるためには、言葉や写真を十分に検討しなくてはならない。課題解決のための言語活動として極めて効果的だ。新聞を読み、作ることで、深く考える力が身についていくことを実感した。 ●中野博・五木村立五木中教諭 鎌田先生の講演はとても感動的だった。特に「子どもたちは新聞に載せてもらうと一生の記念になる」という言葉に示された「新聞を通して社会とつながる実感」は、今後の本校のNIE活動への大きな示唆になるものであった。 ●坂本準・植木町立五霊中教諭 たくさんのやる気をもらうことができた。講演では、新聞を読めば「多種多様な価値観を持つことができる」「人と人、人と自然などさまざまな物がつながっていることに気づく」などを再認識することができた。県外のさまざまな実践を今後のNIE活動に役立てていきたい。 |
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| 熊本日日新聞 2009年8月14日朝刊 | ||||
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