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急病 上手な受診の仕方 症状きちんと伝えて
県の小児救急ハンドブック「こどものケガ・急病について」。県救急医療情報システムのホームページ(http://www.qq.pref.kumamoto.jp/)でも見ることができます。
 赤ちゃんの具合が急におかしくなった、どう対応していいか分からない…。今回は、急病の際の上手な受診の仕方について、熊本市本荘の熊本地域医療センター副院長、後藤善隆小児科部長に聞きました。

 五感をフル活用 赤ちゃんの健康状態が分かるためには日ごろから赤ちゃんの特徴や癖をよく見ておくことが大切。「機嫌がよいかどうかは、とても大事です。機嫌がいいのに急を要する病気が潜んでいることは基本的にありません。五感をフルに活用して、赤ちゃんの状態をよく見ましょう」と後藤医師。

 電話相談も 急病の際は、別表に示した「はやめに受診した方がよいとき」が参考になります。「これらの項目に一つでも当てはまれば、緊急に近いと考えられますので、早く医師に診てもらいましょう」と後藤医師。ただ、診てもらうかどうか、判断に迷う場合、看護師にアドバイスを受けられるのが、県の小児救急電話相談。夜間の子どもの急病やけがなどの相談に応じています。

 病院に行く前に 重い症状や発しんがある場合、できれば事前に病院に電話しておきましょう。発しんの場合は、アトピーと既に診断されている場合を除いて、感染症の可能性もあるため、別室で診察することがあるそうです。

 保険証と母子手帳は必ず持参。また、発熱の場合はいつからどのくらい熱が出ているといった症状の動きをメモしておきます。これまでにもらった薬の名前も分かればいいですね。県薬剤師会が発行している「お薬手帳」(くまもと健康手帳)に、これまでにもらった薬などを書いておけば診察に役立ちます。お気に入りのおもちゃを持ち込んでもいいそうです。

 落ち着いて 「できるだけ時間の流れに沿って、いつから、どうなったか、落ち着いて症状をきちんと伝えてほしいですね」。特に聞きたいことがあれば、要点を書いて医師に渡すのもいいでしょう。便の様子がおかしいときは、便を持参します。おむつについたままでもOK。

 かかりつけ医を できるだけ診療時間内に受診することも大切です。深夜の受診は赤ちゃんの負担になり、かえって症状が悪くなる場合もあり、様子を見て翌日に診察してもらった方がいい場合もあります。後藤医師は「何でも相談できる、かかりつけ医をぜひ持ってほしいですね」と話しています。

 ※次回は、「けが・誤飲」です。(高本文明)

 ◆県小児救急電話相談 毎日午後7時から11時まで、県看護協会に所属するベテランの看護師が交代で対応しています。番号は#8000。ただし、ダイヤル回線、IP電話、光電話では使えないため、別回線として(電)096(364)9999が設けてあります。

 ◆小児救急ハンドブックの活用を 県、県医師会、県小児科医会が作ったハンドブック「こどものケガ・急病について」は、発熱、腹痛、下痢、吐いたなど、症状別の対応を分かりやすく紹介。市町村役場などでもらえます。県小児科医会のホームページ(http://www.kpa.gr.jp/)の「わかりやすい育児メモ」のコーナーも大変参考になります。

  (熊本日日新聞2008年5月15日付夕刊)

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