田尻永世棋王が5連覇

プレーオフで対局する長船建太郎・五段(左)と田尻隆司・永世県アマ棋王=びぷれす熊日会館
 
 ダイケン杯第四十三回県アマ棋王戦(熊日主催)の決勝リーグが二十八日、熊本市上通町のびぷれす熊日会館であり、田尻隆司・永世県アマ棋王(45)=七段、天草郡苓北町=が五年連続、通算十度目のタイトルを獲得した。同棋王戦での五連覇は初。持ち時間四十分、以降三十秒の秒読みルール。永平明審判長(元肥後名人)と仲本正次郎氏(熊日将棋欄解説者)の立ち会いであった。

 田尻棋王と、予選を勝ち抜いた長船建太郎五段(37)=山鹿市、津留崎幸一・五段(49)=荒尾市、松田美幸三段(30)=八代市=が総当たりで対戦した。

 三戦を終え二勝一敗の田尻棋王と長船五段が持ち時間三十分、以降秒読み三十秒のプレーオフで対局。長船五段は四間飛車、田尻棋王は居飛車穴熊の布陣で始まり、長船五段が優勢に攻めるも、終盤一瞬のすきを突いた田尻棋王が逆転。同棋王戦初の五連覇を達成した。(河内正一郎)

 結果は次の通り(先が勝者)。

【第一戦】津留崎―松田、田尻―長船
【第二戦】松田―田尻、長船―津留崎
【第三戦】田尻―津留崎、長船―松田
【プレーオフ】田尻―長船

 ◇勝ち運あった  田尻隆司・永世県アマ棋王の話 攻め込まれ不利な展開だったが、一瞬のすきを突いて逆転できた。今日は運が良かったと思う。一日で四局戦い、くたくただが、五連覇の喜びを感じている。


熊本日日新聞2007年10月29日朝刊

長船五段(山鹿市)ら3人 決勝リーグへ
「ダイケン杯第43回県アマ棋王戦」の予選会場=熊日本社
 
 「ダイケン杯第四十三回県アマ棋王戦」(熊日主催)の予選が七日、熊本市世安町の熊日本社であり、長船建太郎五段(36)=山鹿市、津留崎幸一五段(49)=荒尾市、松田美幸三段(28)=八代市の三人が決勝リーグに進出した。

 同棋王戦は、肥後名人戦と並ぶ県アマチュア将棋界のビッグタイトル。十三〜十八歳までの県内在住の五十四人が出場。抽選で三パートに分かれ、トーナメント戦を闘った。ルールは持ち時間各二十分、以後三十秒秒読み。

 Aパート決勝は、清田健一五段が攻めたが、終始、長船五段がリードを保った。Bパートは、津留崎五段が序盤早々仕掛け、藤田雄一郎四段が反撃したが、津留崎五段が押し切った。Cパートは松田三段が先攻し、最後は下村秀行五段がリードしたが、時間切れの反則負けとなった。敗者三人はいずれも元棋王。

 熊本市出身のプロ棋士・前田祐司八段による大盤解説や多面指しなどもあった。

 決勝リーグは二十八日午前十時、熊本市上通町のびぷれす熊日会館七階「熊日倶楽部」で。決勝リーグ進出を果たした三人に田尻隆司・永世県アマ棋王(45)=天草郡苓北町=が加わり、総当たり戦で頂点を目指す。(田端美華)

熊本日日新聞2007年10月8日朝刊


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