天賞に松本さん(益城町) 選者の正木さん、ブラジル俳句で講演
今回の題は「樟若葉」または雑詠。事前投句に443人から1309句が寄せられ、同市出身で熊日俳壇選者の正木ゆう子さん(埼玉県)が、天・地・人賞各1句と秀逸10句、入選・佳作それぞれ20句を選んだ。 大会には投句者ら約200人が参加。正木さんが「上塚周平とブラジル俳句」と題して講演した。 正木さんは「ブラジル移民の父」と呼ばれ生涯に約4千句を作った上塚周平(俳号・瓢骨)の代表作品を波乱に満ちた人生と重ねて紹介。「さりげないが味わうととても深い作品が多い」と述べた。 中でも晩年に詠んだ「干瓢[かんぴょう]を足で探すや草の中」を挙げ「何の気負いもけれん味もない。高浜虚子はぬーっとした句がいいと言ったが、これぞ当てはまる」と評価。「移民社会の建設に生涯をささげ、自らは厳しい環境下で欲と無縁の俳句を作り続けた。 素晴らしい俳句人生だったのではないか」と語った。 講演の後、入賞・入選句が披講され、正木さんが1句ずつ講評。高宗孝輔・熊日事業局次長が入賞者らに表彰状と記念品を手渡した。(勝木みゆき) ※入賞・入選句は6日付読者文芸面に掲載。
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