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毛布避け車線変更か 観光バスと衝突の陸自車両 2012年01月29日

 28日午前、八代市坂本町中谷の九州自動車道上り線の生名子[おいなご]トンネル内で、陸上自衛隊の大型トラックが観光バスと衝突し添乗員1人が死亡、乗客らが重軽傷を負った事故で、県警は、現場付近に散乱していた毛布を避けるため右側の追い越し車線に車線変更したトラックがバスとぶつかったとみて、詳しい原因を調べている。

 バスは、鹿児島県いちき串木野市の「山光交通」所有。乗客乗員43人のうち、添乗員の今林健二さん(39)=福岡市東区=が胸を強く打ち死亡した。乗客ら2人が重傷、9人が軽傷。

 県警高速隊によると、トンネル内の走行車線には、先行車から落下したとみられる毛布約10枚が100メートルにわたって散乱。トラックが毛布を避けようと車線変更した際、右後部が追い越し車線を走行中のバス左前部とぶつかったらしい。トラックを運転していた2等陸曹(44)は「毛布が人に見え、ハンドルを切った」と話しているという。

 山光交通によると、バスの運転手(64)は「自衛隊のトラックが急ハンドルで車線を変更してきた」と話しているという。乗客は大型小売店が無料招待した日帰りツアーの参加者で、同日午前6時半ごろ、いちき串木野市を出発。佐賀県の祐徳稲荷神社や嬉野温泉などを巡る予定だった。山光交通の山崎典男社長(63)は「事故のニュースを知り、びっくりした。なぜうちのバスに…」と話した。

 自衛隊のトラックは、えびの駐屯地(宮崎県えびの市)の第8師団第24普通科連隊の所属。訓練のため、熊本市の健軍駐屯地に向かっていた。



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