荒尾市で四日開かれた「地域とともに こんにちは熊日です」のパネルディスカッションでは「市民エネルギーで拓[ひら]く元気なあらお」をテーマに五人が語り合った。
パネリストの意見に拍手する来場者=4日午後、荒尾総合文化センター(小野宏明)
前畑淳治市長(63)は「二〇三〇年に有明地域一優れた都市になる目標を掲げ、『2030あらお有明優都戦略プロジェクト』を一昨年立ち上げた。市民や地元産業界などと力を合わせ、『元気なあらお』づくりに邁進[まいしん]したい」と述べた。
市観光協会会長の南啓介さん(55)は「グリーンランドリゾートという『点』での集客から、小代焼窯元や荒尾ナシ、万田坑など多くの観光資源と結び『面』にしていく取り組みが必要」と指摘した。
炭鉱遺跡の保存に取り組む大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ理事長の中野浩志さん(37)は「万田坑の世界文化遺産登録には、まず市民に足を運んでもらい、価値を知ってもらうことが大切。まちづくりでも活用してほしい」と求めた。
まちづくり活動を展開する二小元気会会長の一二三宏さん(53)は「活動を市全体に広げ、市外からも人が集まるようになればいい。元気づくり活動に次世代を担う子どもたちを巻き込み、輪を広げていきたい」と夢を語った。
市女性モニター連合会会長の坂田尚子さん(64)は「財政が厳しいのはどの自治体も同じ。『行政がやってくれるだろう』という考えではなく、行政と市民が互いに知恵と力を出し合っていくことが大切」と訴えた。
最後に、コーディネーターの松永幹夫・熊日編集局長が「万田坑が世界文化遺産候補になったことは、荒尾にとって追い風。荒尾には、貴重な遺産や資源も含め発展の素地が十分ある。ぜひ磨きを掛けて、飛躍してほしい」と締めくくった。(浪床敬子)
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