漁獲量日本一でありながら、近年激減している県産ハマグリを守ろうと、熊本大の研究者や県、熊本市などでつくる「肥後ハマグリプロジェクトグループ」(代表・内野明徳熊本大沿岸域環境科学教育研究センター長)が、適切な資源管理を訴えるパンフレットを作成した。
肥後ハマグリプロジェクトグループが作成したパンフレット
A4判三つ折りで、漁獲量減少の実態のほか、厳密な管理で漁獲量が回復した福岡県前原市の糸島漁協加布里[かふり]支所の取り組みなどを紹介。漁獲が許されるサイズを現在の三十ミリから四十ミリに引き上げることや、休漁期を設けてアサリとハマグリを交互に採取する「二毛作的管理」の実施を提案している。
五千部を作成。十四日、上天草市松島総合センター「アロマ」で開かれる「地域とともに こんにちは熊日ですin上天草」の会場で配布。また県内の漁協に配って協力を呼び掛けるほか、ハマグリ保全の講演会参加者などに配布する。
最近二十年のハマグリ漁獲量を見ると、熊本県は二〇〇一年と〇四年を除き国内トップ。しかし、一九八七年の千七百二十六トンをピークに減少し、近年は百トン程度にとどまっている。干潟の泥化や乱獲などが原因と考えられている。(久間孝志)
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