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こんにちは熊日です

販路拡大の支援狙う 首都圏へ向け発信 上天草市

 上天草市の川端祐樹市長は、十四日に同市で開かれた「こんにちは熊日です」で、インターネットの食情報サイトを利用して首都圏に市の一次産品の売り込みを図る構想を表明した。販売価格の低迷で所得が伸びない農業や漁業者の販路拡大を支援し、市の活力を取り戻そうとの狙いだ。

 三月定例市議会で予算措置を含む議案を提出予定。具体的には議案可決後、業務委託先のサイト運営会社と協議するが、(1)首都圏の料理店に市の食に関する情報を発信(2)一流シェフを市に招き食材の良さをアピール、などを計画している。

 背景に厳しい一次産業の現状がある。市内の産業人口に占める一次産業の割合は、一九七五年の30・6%が、二○○五年には14・2%に半減。生産額も減少の一途で、○五年度は三十五億円余りと市内総生産額の3・9%にすぎなかった。

 計画が軌道に乗れば、食材が首都圏の飲食店に高値で取り引きされ、ブランドとして認知される可能性がある。生産者に「いい物を作ろう、捕ろう」との意欲が高まり、所得向上も期待される。

 ただ、一部業者は既に類似の事業を展開しており、生産者が市の期待通りに食材を提供するかは未知数。また、ブランド化へ他の地域との差別化を図れるかなど課題もある。

 行政運営の方針を「株式会社上天草市」と表現し、市民の所得向上で税収の底上げ策に取り組んでいる川端市長は「地方が生き残る施策の一つとして、ぜひ成功させたい」と意気込んでいる。(岡本幸浩)



熊本日日新聞 2009年02月15日

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