●「MEGと話そう」 いろんな言葉 支えに
   MEGさん (ボイスジョッキー)
 FMKの朝の情報番組「HYPER MORNING TRAX」(月〜金曜、午前八時二十分)を担当して六年目になります。三カ月だけ休んで出産した娘は今、四歳。「華やかな仕事で、いいですね」と言われることがありますが、わが家の子育ては壮絶です。

 朝起きるのは六時。保育園に弁当が必要な日は五時か五時半には起きます。テレビやCM、ロケなどの仕事もあるためベビーシッターさんや両親に預けまくりの子育てです。娘に寂しい思いをさせているとは思いますが、いろんな人と接することでひどかった人見知りが薄れてきたりと得られることもあります。

 以前は仕事が忙しい時など娘に接する態度に余裕がなくなることもありましたが、「我慢して預けられていたんだから、抱っこして甘えさせてあげなさい」という母の言葉に目が覚めました。

 私にとって子育ての支えは、出会って話をした人からのいろんな言葉。ミニトークでは、私が子育てで苦しんだこと、今でも悩んでいることなどを話します。子育て中のお母さん、子育てを終えた人たちに参加してもらい、いろんな言葉が聞けたらと思っています。
●「親業訓練しましょ。」 感情を素直に伝えて
   井上 順子さん(親業訓練インストラクター)
 温かい家庭の築き方ってご存じですか。言葉の掛け方に工夫するだけで親と子の関係は随分と変わります。「聞く、話す」をスキルアップして、「お互いを大切にする人間関係」のつくり方を学びましょう。

 私は大学卒業後、東京の私立高校で教師をしていました。正直、「授業に行きたくない」と思うクラスもありました。生徒とは結構、憎々しい関係でしたよ。そんなとき同僚から紹介された「親業」の本を読んで、実践してみたんです。

 自分の感情を素直に伝えることにしました。授業中に寝ている子に「あなたが寝ていると悲しい」「こんなに授業の準備をしてきたのに、伝えられないのが悔しい」ってね。すると反応が変わってきたんです。かつては手に負えないような生徒が私の立場を守ってくれることもありました。

 以前は「大人は弱みを見せてはいけない」「生徒にはき然とした態度で接するべき」と思っていました。でも、それでは両方とも大変です。

 十年前、夫の転勤とともに古里の水俣に引っ越してきました。温かい関係の親子が故郷に増えればうれしいです。
●「パパは反省〜子育て奮闘中」 父親の育児語ろう
  矢田貝 泰之さん (県少子化対策課長)
 共働きの妻と一緒に三歳の娘と一歳の息子を子育て中。保育園の送り迎えや息子の食事、二人のお風呂、そして洗濯がパパの仕事です。

 こんな“子育てパパ”に変身したきっかけは、昨年春の熊本県庁への転勤。東京では、勤務先の厚生労働省から帰宅するのは連日深夜で、子育ては妻と妻の実家に頼りっぱなし。ごみ出しくらいしか手伝わない、日本の典型的なお父さんでした。ところが転勤が決まり、実家の支援のない熊本で子育てするには、私が意識を変えなければならなかったのです。

 必要に迫られて始めた育児ですが、やってみると面白い。子どもの日々の成長を肌で感じることもできる。同時に、妻の大変さを身に染みて感じています。専門家からは「父親の育児は子どもにいい影響を与える」ということを学び、東京時代を反省する毎日です。

 このほか、わが家ではシルバー人材センターや病後児保育なども活用していますが、みなさんの家庭ではどんな子育てをされていますか。ミニトークでは、父親の育児や家庭での分担、子育ての工夫などを、みんなで語り合いたいと思います。(県少子化対策課長)

熊本日日新聞 2006年8月31日朝刊掲載

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