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暮らしを守るお金の知識 記者と一緒に学びませんか【まね得 おカネのキホン編】
お金に関する知識が暮らしを守る時代です。連載を通して記者と一緒に学んでいきましょう。(太路秀紀)
おカネのキホン① 信用されるから価値がある
日々暮らしていく上で、お金は必要です。しかし私たちは、お金のことをどれくらい正確に理解しているでしょうか。
お金には三つの役割があるとされます。一つ目は支払いや交換の手段。モノやサービスと交換できます。二つ目は価値の物差し。モノやサービスの価値を判断する基準になります。三つ目は価値の保存。価値をためておくことができます。
1万円札を考えてみましょう。かつては金や銀に交換できる兌換[だかん]紙幣というものもありましたが、今のお札は偽造防止が施された〝紙〟です。これが1万円の価値を持つのは、みんなが「1万円の価値がある」と信用しているからです。
お札が信用されるのは各国の中央銀行が発行・管理しているからです。ただ、最近は中央銀行が関与せず、多くのコンピューターで取引履歴を共同検証する技術で信用を担保するビットコインなどの暗号資産も現れています。今は「投機の対象」という印象ですが、今後〝お金〟として広がるかどうかは、価値の安定と人々の信用次第です。
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